先日「手組みホイール 走りの良いホイールの条件」を書いたのですが、いくつか思いついた事があるので番外編を書いてみました!
○イタリー組、逆イタリー組、JIS組み、逆JIS、何が一番いいの?
結論から言うとどれでもいいです(笑)
リア・ドライブサイド、そしてハブ側にブレーキロータ(またはドラム)がある場合は、駆動した場合(またはブレーキングした場合)に引っぱりスポークが外スポークになっているべきですが、それ以外は実は割とどうでも良い事です。
一応私のホイールはリムブレーキの場合イタリー、ディスクの場合はリアがJISでフロントが逆イタリーになっていますが、ホイールの組み方を完璧にマスターしていてスポークの品質が良ければスポークの内外は割とどうでもいいことなのです。
赤字で書いた部分は守らなければいけません。
○ラージハブって本当に剛性が上がるの?
これはハブの設計によりますが、ラージだから剛性が高いホイールが組めるという事はありません。
1970年中盤ぐらいまではどのメーカーにもスモールフランジとラージフランジがラインナップされていました。
ハイ・ローフランジもありましたしね。
ところが1980年頃を境にロード用のラージフランジははぼ死滅してしまいました。
私の考えるところでは、まずその頃を境にリムの剛性が上がったこと、そしてラージフランジにしたところでホイール剛性にそれほど大きな差が出ない事、体積が大きいので重量増な事が原因と考えています。
もちろんコンプリートホイールにはラージやハイ・ローを採用しているものも多数有り、中には素晴らしいコンセプトだと思えるものもあるのですが、単純にラージフランジだから良いという事は絶対にあり得ません。
ラージフランジがスモールフランジより優れているなら、ラージフランジは現在も主流である筈ですね。
○DT REVOLUTIONスポークは本当に走らないのか?
ゲージの細いスポークは変形量や伸びが大きく、走らないという記述を良く見かけます。
たしかに普通の組み方ではその通りなのです。
しかしREVOスポークは使いこなせるビルダーが組めば非常に走るホイールが組めるスポークなのです。
企業秘密なので多くは書けませんが、要はそれ以上伸びないようにすればいいのです。
他店で組まれた2.0mm(14番)プレーンや2.0/1.8バテッド(14/15番)のホイールを当店でリビルドされたお客様は、その違いに例外なく驚かれます。
その数は数十セットになります。
一様に「同じリム&ハブを使ってリビルドしただけで何でこんなに違うのですか?」と訊ねられます。
当店で組んだ新規ホイールは1000セット以上になりますが、絶賛された事はあっても使い物にならないと言われた事は一度もありませんね。
本当に数少ない使えるビルダーには素晴らしいスポークなのです。
逆に言うと使えない人が組むとどうしようもないホイールが出来上がります。
○スポークテンションは高い方がホイール剛性が上がる?
真しやかに言われている「スポークテンションの高いホイールは走りが良い。」ですが、これも一概に言えません。
リムとハブ、使うスポークのゲージや引っぱり強さ、本数でベストのテンションは変わるのです。
当店にリビルド依頼で入ってくる他店のホイールでも、無茶苦茶にテンションが上がっているホイールが多々あります。
そう言うホイールは却って剛性が低く、振れも出やすいのです。
テンションが低すぎるものは、もう言うまでもなくダメですね。
実は私はスポークテンションメーターは持っていませんし使おうとも思いません。
ボルトを締める時でも、滅多にトルクレンチは使いません。
ニップルやボルトを締めていけば、限界点や適正値はレンチの感触が教えてくれます。
当然カーボンパーツを締め過ぎで割った事などありませんね。
ニップルを締めていけばリムの癖や固さもすぐに解ります。
そうするとどのテンションで張れば一番走りが良くて振れが出にくいかも自ずと解ります。
職人が一番大切にすべき事は手の感触を養うこと、そして課題を見つけ考える事。
これができない限りいくら理屈をこねても良いものは造れません。
○手組みホイールって必ず初期ぶれが出ますよね?
初期ぶれが出るのは完璧に馴染みが出せていないからです。
ホイールを買ったお店で「最初はパキパキ音がするけど、それは馴染みが出ている証拠だから気にしないで。初期ぶれが起こったら再調整するから。」
と言われたら、そのホイールはその時点で良くないホイール決定です。
初期ぶれはもちろん、半年〜1年でテンションが落ちて来て振れが止まらなくなり、何度再調整を依頼しても振れが収まる事はないでしょう。
当店にホイールをご依頼いただいたお客様はよくご存知ですが、当店のホイールは初乗りでパキパキと音がする事はありません。
初期振れが出たから再調整して下さいという依頼もありません。
再調整の依頼は本当に少ないですね。
そしてその大半は外的要因(路面のバンプによるもの、衝突、スポークに異物を巻き込んだ、チェーンがリアスプロケットのローを飛び越してスポークを損傷した等)に拠るものです。
当店のホイールは初期振れもしませんし、数年後のスポークテンションの低下もほとんどありません。
●あなたの求める『アドバンテージ』にお応えします
安田知司選手、新藤衛選手、白石真悟選手。
安田・新藤両選手は過去の選手ですが、疑いなくチャンピオンライダー、国内トップクラスの選手です。
そして白石選手はもちろん現役選手。
彼らが自分に課す使命は疑いなく「勝つ事」「良いリザルトをあげる事」です。
そんな彼らは当然『アドバンテージ』を求めますが『ビハインド』を求める事はあり得ません。
彼らの求める『アドバンテージ』に応えて来たガソリンアレイのホイール。
もちろんあなたの求める『アドバンテージ』にもお応えします。
おまかせ下さい!
○イタリー組、逆イタリー組、JIS組み、逆JIS、何が一番いいの?
結論から言うとどれでもいいです(笑)
リア・ドライブサイド、そしてハブ側にブレーキロータ(またはドラム)がある場合は、駆動した場合(またはブレーキングした場合)に引っぱりスポークが外スポークになっているべきですが、それ以外は実は割とどうでも良い事です。
一応私のホイールはリムブレーキの場合イタリー、ディスクの場合はリアがJISでフロントが逆イタリーになっていますが、ホイールの組み方を完璧にマスターしていてスポークの品質が良ければスポークの内外は割とどうでもいいことなのです。
赤字で書いた部分は守らなければいけません。
○ラージハブって本当に剛性が上がるの?
これはハブの設計によりますが、ラージだから剛性が高いホイールが組めるという事はありません。
1970年中盤ぐらいまではどのメーカーにもスモールフランジとラージフランジがラインナップされていました。
ハイ・ローフランジもありましたしね。
ところが1980年頃を境にロード用のラージフランジははぼ死滅してしまいました。
私の考えるところでは、まずその頃を境にリムの剛性が上がったこと、そしてラージフランジにしたところでホイール剛性にそれほど大きな差が出ない事、体積が大きいので重量増な事が原因と考えています。
もちろんコンプリートホイールにはラージやハイ・ローを採用しているものも多数有り、中には素晴らしいコンセプトだと思えるものもあるのですが、単純にラージフランジだから良いという事は絶対にあり得ません。
ラージフランジがスモールフランジより優れているなら、ラージフランジは現在も主流である筈ですね。
○DT REVOLUTIONスポークは本当に走らないのか?
ゲージの細いスポークは変形量や伸びが大きく、走らないという記述を良く見かけます。
たしかに普通の組み方ではその通りなのです。
しかしREVOスポークは使いこなせるビルダーが組めば非常に走るホイールが組めるスポークなのです。
企業秘密なので多くは書けませんが、要はそれ以上伸びないようにすればいいのです。
他店で組まれた2.0mm(14番)プレーンや2.0/1.8バテッド(14/15番)のホイールを当店でリビルドされたお客様は、その違いに例外なく驚かれます。
その数は数十セットになります。
一様に「同じリム&ハブを使ってリビルドしただけで何でこんなに違うのですか?」と訊ねられます。
当店で組んだ新規ホイールは1000セット以上になりますが、絶賛された事はあっても使い物にならないと言われた事は一度もありませんね。
本当に数少ない使えるビルダーには素晴らしいスポークなのです。
逆に言うと使えない人が組むとどうしようもないホイールが出来上がります。
○スポークテンションは高い方がホイール剛性が上がる?
真しやかに言われている「スポークテンションの高いホイールは走りが良い。」ですが、これも一概に言えません。
リムとハブ、使うスポークのゲージや引っぱり強さ、本数でベストのテンションは変わるのです。
当店にリビルド依頼で入ってくる他店のホイールでも、無茶苦茶にテンションが上がっているホイールが多々あります。
そう言うホイールは却って剛性が低く、振れも出やすいのです。
テンションが低すぎるものは、もう言うまでもなくダメですね。
実は私はスポークテンションメーターは持っていませんし使おうとも思いません。
ボルトを締める時でも、滅多にトルクレンチは使いません。
ニップルやボルトを締めていけば、限界点や適正値はレンチの感触が教えてくれます。
当然カーボンパーツを締め過ぎで割った事などありませんね。
ニップルを締めていけばリムの癖や固さもすぐに解ります。
そうするとどのテンションで張れば一番走りが良くて振れが出にくいかも自ずと解ります。
職人が一番大切にすべき事は手の感触を養うこと、そして課題を見つけ考える事。
これができない限りいくら理屈をこねても良いものは造れません。
○手組みホイールって必ず初期ぶれが出ますよね?
初期ぶれが出るのは完璧に馴染みが出せていないからです。
ホイールを買ったお店で「最初はパキパキ音がするけど、それは馴染みが出ている証拠だから気にしないで。初期ぶれが起こったら再調整するから。」
と言われたら、そのホイールはその時点で良くないホイール決定です。
初期ぶれはもちろん、半年〜1年でテンションが落ちて来て振れが止まらなくなり、何度再調整を依頼しても振れが収まる事はないでしょう。
当店にホイールをご依頼いただいたお客様はよくご存知ですが、当店のホイールは初乗りでパキパキと音がする事はありません。
初期振れが出たから再調整して下さいという依頼もありません。
再調整の依頼は本当に少ないですね。
そしてその大半は外的要因(路面のバンプによるもの、衝突、スポークに異物を巻き込んだ、チェーンがリアスプロケットのローを飛び越してスポークを損傷した等)に拠るものです。
当店のホイールは初期振れもしませんし、数年後のスポークテンションの低下もほとんどありません。
●あなたの求める『アドバンテージ』にお応えします
安田知司選手、新藤衛選手、白石真悟選手。
安田・新藤両選手は過去の選手ですが、疑いなくチャンピオンライダー、国内トップクラスの選手です。
そして白石選手はもちろん現役選手。
彼らが自分に課す使命は疑いなく「勝つ事」「良いリザルトをあげる事」です。
そんな彼らは当然『アドバンテージ』を求めますが『ビハインド』を求める事はあり得ません。
彼らの求める『アドバンテージ』に応えて来たガソリンアレイのホイール。
もちろんあなたの求める『アドバンテージ』にもお応えします。
おまかせ下さい!