先日SHIMANO WH-7850-C24-CLの前後トゥルーイング(振れ取り)と「ハブも異常がないか見ておいて下さい。」
と言うご依頼を頂きました。
それでトゥルーイングの前にハブ軸の具合を見ると、玉当りは良いのですが軸の回転抵抗が軽すぎる・・・
ここでご注意いただきたいのは、ハブ軸を回してみて重い場合がベアリング異常だと思われがちですが、
実はグリスの劣化やベアリング異常の場合、逆に回転抵抗が低くなる場合もあるのです。
グリスには粘度があるのはご存知の通りですが、グリスが劣化すると粘度が低くなってしまうからです。
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アクスルシャフトを抜いてみると・・・
これはドライブサイドなのですが、
玉押し側ボールレースが黒化しているのがお解りでしょうか?
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アンドライブサイドです。
グリスは元の色(緑)で、ベアリングも鏡面の艶があります。
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こちらはドライブサイド。
グリスは黒くなっており、
ベアリングも黒化してしまっています。
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左右を並べてみました。
左のリテーナーがアンドライブサイド、右のバラ玉がドライブサイドです。
違いが良く解りますね。
玉押し、玉受けボールレースには若干の損傷があったものの、
致命傷ではなかったので新しいベアリングに交換し、
WAKO'Sのシンセティックグリスを充填して組立てました。
グリス劣化やベアリング廻りの損傷は、こんな時に起こります。
●浸水した場合
●グリスの経年劣化
●ベアリングプレッシャーの不具合、
ベアリングプレッシャーが高すぎても低すぎても起こります。
カップ&コーンを対象に書きましたが、
シールドユニットタイプでも起こります。
予防するにはこんなところにご注意!
●洗車時にベアリングに対して垂直方向に水をかけない。
出来れば軸に対して60度以上で!
●雨天走行の多い方は注意して下さい。
●シクロクロスやMTBの場合、マディーコンディションだと一発で泥水が浸水する場合があります。
●ベアリング玉当り調整は慎重に!
●グリスアップする時には耐久性、耐水性の高い、高品質グリスを!
それでは今日はこの辺で。
と言うご依頼を頂きました。
それでトゥルーイングの前にハブ軸の具合を見ると、玉当りは良いのですが軸の回転抵抗が軽すぎる・・・
ここでご注意いただきたいのは、ハブ軸を回してみて重い場合がベアリング異常だと思われがちですが、
実はグリスの劣化やベアリング異常の場合、逆に回転抵抗が低くなる場合もあるのです。
グリスには粘度があるのはご存知の通りですが、グリスが劣化すると粘度が低くなってしまうからです。

アクスルシャフトを抜いてみると・・・
これはドライブサイドなのですが、
玉押し側ボールレースが黒化しているのがお解りでしょうか?

アンドライブサイドです。
グリスは元の色(緑)で、ベアリングも鏡面の艶があります。

こちらはドライブサイド。
グリスは黒くなっており、
ベアリングも黒化してしまっています。

左右を並べてみました。
左のリテーナーがアンドライブサイド、右のバラ玉がドライブサイドです。
違いが良く解りますね。
玉押し、玉受けボールレースには若干の損傷があったものの、
致命傷ではなかったので新しいベアリングに交換し、
WAKO'Sのシンセティックグリスを充填して組立てました。
グリス劣化やベアリング廻りの損傷は、こんな時に起こります。
●浸水した場合
●グリスの経年劣化
●ベアリングプレッシャーの不具合、
ベアリングプレッシャーが高すぎても低すぎても起こります。
カップ&コーンを対象に書きましたが、
シールドユニットタイプでも起こります。
予防するにはこんなところにご注意!
●洗車時にベアリングに対して垂直方向に水をかけない。
出来れば軸に対して60度以上で!
●雨天走行の多い方は注意して下さい。
●シクロクロスやMTBの場合、マディーコンディションだと一発で泥水が浸水する場合があります。
●ベアリング玉当り調整は慎重に!
●グリスアップする時には耐久性、耐水性の高い、高品質グリスを!
それでは今日はこの辺で。